2012年07月16日

クラゲの楽園

クラゲの展示種類が世界一。ギネス認定を受けた水族館が山形にある。鶴岡市立加茂水族。
3メートルの触手を揺らして泳ぐアカクラゲ、ビーナスの飾り帯の異名を持つ帯クラゲ、虹色に光るウリクラゲ、などなど。
薄暗い幻想的な空間に大小約50の水槽が並ぶ「クラネタリウム」。
加茂水族館が誇る地下展示室だ。
ギネスが認定したのは毒針を持つ30種類だけだそうだが、ここには各地で採取された35種類以上が展示されている。
数ミリの小さなクラゲを入れた水槽の横にはルーペが置かれている。餌づけの時にはクラゲを触ることも可能だ。
クラゲは寿命が短い。飼育が難しく多くの水族館では展示を敬遠してきた。加茂水族館のクラゲの平均寿命も4カ月。常時展示するためには新しく入れ替える「新陳代謝」が欠かせないそうだ。
水族館では毎日、近くの海に船を出し、クラゲを採取しているらしい。これまで発見したクラゲは80種類以上にものぼりまさにクラゲの楽園となっている。
いまは入場者数が過去最高を記録している加茂水族館も90年代後半には閉鎖もささやかれていた。それを立て直したのがクラゲだ。
なんでも他と同じでは生き残れない。特徴がなければダメだ。
加茂水族館は2年後には本格的なクラゲ水族館に生まれ変わるそうだ。
日常に疲れたらストレス解消のためにこういうところを訪れるのもよいだろう。




Posted by がたべえ at 11:33